カッチリとしたクロコ型押しの革を使って、ミニシステム手帳を仕立ててみました。硬い革でしたので、裏漉きするのに時間がかかりましたが、なんとか形にすることが出来ました。深い碧色の型押し革に、紺色の薄手のスムース革で内ポケットを見開きの左右に3箇所と1箇所仕立てました。内張りはクリーム色のニュースペーパー柄のコート生地です。また、今回は、これまで憧れていた縁飾りを、初めて使って仕上げました。革製品に見られる経年変化を期待される方もいらっしゃるので、この縁飾りと背あてには、ナチュラルのヌメ革を使用しました。鮮やかなクロコ型押しにヌメ革の経年変化をお楽しみいただければと思います。本体のコバはヤスリで磨いた上で、透明のコバコート仕上げにしました。革本来の持つ魅力を、お手元で味わっていただける一品に仕上がったと思っております。どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m