anndenutteとして初めて迎える秋冬の新作です。“フォークロア モチーフつなぎバッグ”と命名しましたこの作品、北欧アイスランド原産のアラフォスロピーを使用しています。糸の特徴としましては、ざっくりとした風合いの極太毛糸で、色はカラフルながらも味わい深い奥行きのある色合いです（糸によっては色のmixもあります）たとえばこのバッグに使用した色は赤、ボルドー、レンガ色の３色ですが、このレンガ色は単色ではなくグレーっぽい糸が少量mixされていて、それがとても良い色合いとなっています。anndenutteは何を隠そう、このロピーのレンガ色が大変お気に入りです。この糸を使用するとなぜか作品に深みが増してお洒落に仕上がるから不思議、キーポイントになるお色なのです！今回はこの３色を太めのかぎ針でざっくりと編みモチーフ繋ぎのバッグにしました。ファッション業界では必ず何年かサイクルで“フォークロア”の波がやって来るようですが、anndenutteはそれに関係なくフォークロア調のものが好きです。フォークロアという響きも好きです。今回のモチーフ繋ぎのバッグはそのフォークロア調にしたくて、このどこか牧歌的な香りのするロピーを使用し、モチーフは柊の葉っぱをイメージしてデザインを決めました。フォークロア＝民族的の意味もあるようです。民族的、、ちょっとドキドキするような素敵な言葉ですよね。このバッグはマチの部分を広めに作りましたので、意外とたくさん物が入ります。そのマチの部分はボップル付きの編込み模様にしました。メリヤス編みや細編みもシンプルで良いですが、今回はキュートに楽しくボップル編込みです！（模様の立体感を目立たせたくて、画像を明るく修正した所、かなり紫っぽくなってしまいましたが、実際の色味はモチーフの部分と同じ深いボルドーカラーです）そして底の部分は同じくボルドー色で、イギリスゴム編みにしました。このイギリスゴム編みは、通常のゴム編みに比べて厚みが出るので、その分ふかふかと弾力性が増します。持ち手も目に留まる重要な部分ですので、同じ３色を用い可愛らしく縞々模様にしました。そして手で下げても地面に引きずることなく、肘にひっかけても良し、肩からもぎりぎり掛けられる使い勝手の良い長さになっています。使用するうちに持ち手の部分が伸びてしまうと悲しいので、持ち手の部分にも内袋から縫い繋げた裏地を付けました。裏地とはいえチラチラと見える部分ですので、こちらも天然素材である綿100％で、ワッシャー（しわ加工）された素敵な風合いの布を選びました。色はレッド系の色を引き立てる、美しいチャコールグレーをチョイスしました。画像では残念な事に、白っぽく写ってしまいましたが、実際はもっと深みのある綺麗なチャコールです。内袋や持ち手の裏地は丈夫さと見た目の美しさを考え、２重の作りになっています（要するに布製バッグとしてきちんと仕立てた物の上にニットのバッグを重ねて縫い付けた仕様になります）そして入れ口には中央にマグネットを一つ付けています。更にバッグの中には大き目のポケットも付いていますので、見た目は素朴なこのバッグ、機能や使い勝手をしっかりと考えた作りになっています。作品を編んでバッグの形に繋げた後にニットの部分は一度、ウール専用の洗剤を使ってじゃぶじゃぶ手洗いしています。なので、後々極端な色落ちや縮みなどの心配は無いかと思いますが、熱い湯と浸け置きは厳禁です。そして内袋はワッシャー加工のしてある素朴な風合いの布を使用していますので、後々お洗濯をされましても洗い皺を気にする必要はありませんよ！お洗濯の方法は“購入時の注意点”の欄に、“この作品について”の項目で詳しく書いておりますので、ご一読下さいませ。このバッグが持ち主さんに気に入ってもらえ、ずっとずっと長く使っていただけるよう、丈夫にそして丁寧に仕上げました。