【1】概要・西独Isophonが1950年代に製造したと推定されるアルニコフルレンジユニットの名器、P1725の良品を用いたスピーカーシステムのペアです。・このユニットは当時の主力オーディオメーカーであるNordmende, Graetz, Imperial(Telefunken)などの多くの高級システム用に納品されていました。
・非常に能率が高く2W程度の真空管アンプでガンガン鳴ります。・1950年代のジャーマンサウンドシステムの凄さが分かります。・音を聴いた第一印象は主観ですが「全体のバランスが良く、かつ音が前に迫ってきて、JAZZのソロなどはご機嫌で素晴らしい」です。・また当時のユニットとは思えない低域、高域の伸びがあります。・JAZZに限らず、ソロ楽器が前面にせり出してくるところは見事なものです。・現代の低能率のスピーカーと異なり、様々な機械的ストレスがほとんど無いヴィンテージユニットはアンプからの入力信号を余すところなく快活に再現します。・能率が高いということは微小音を消し去ることなく音にするということになります。・音楽ソースはJAZZもクラシックもOKでご機嫌に鳴ります。
【2】ユニット・インピーダンス：4オーム・口径：170mm×250mm口径・コーン：超軽量、フィックスドシングルコーン・マグネット：馬蹄形アルニコマグネット・状態：フレームに少しサビがでていますがそれ以外は良好
【3】エンクロージャー・サイズ：幅256mm、高さ366mm、奥行225mm・材質：天地側面は15mm厚の天然木集成材、バッフル、裏板はMDFです。・仕上げ:ワトコのダークウォールナット仕上げで、ビンテージの雰囲気が強くなかなか良い感じです。・外観はオールド家具の様なビンテージ仕上げですので、最近の製品の様な見た目の美しさはありませんのでご承知おきください。・「外観についてクレームしない」というかたの入札をお待ちしております。・縦横いずれでも使用可能です。・前面ネット：黒のジャージ布によるサランネットが付属します。
【4】音・以下は主観ですのでご承知おきください。・アンプはEL34 3結シングル(3W)を使用しました。・この小出力でガンガン鳴ります。・音は定評がある1950年代のベストサウンドのひとつといえるものです。・音楽ソースはアコースティック系のクラシックやJAZZが気持ちよく生き生き鳴ります。・SACDのソニーロリンズの大名盤「サキソフォンコロッサス」のテナーサックスのソロは前面に立体的に現出し、細かい息遣いまで聞こえるようです。・能率は高いので中小出力の真空管アンプを使用されている方に特にお勧めいたします。
【5】測定結果・周波数特性測定データを画像10に示します。・赤い線が周波数強度データです。

【6】その他・スタンドは含みません。
・店頭でも販売しておりますので「売り切れの際はご容赦ください。
・ご希望があれば拙著「6万円で創る究極の音」を同梱いたします。
・下記URLはビンテージスピーカーシステムの記録を解説したブログです。
 http://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_347256.html